2005年10月04日

糸満に「カジノ」の愚考!

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糸満が「カジノ」に期待する理由

三位一体改革が全国の市町村を揺るがしています。

特に自主財源の乏しい市町村は、
将来的にデフォルトも有り得るだけに深刻です。

糸満市もご他聞にもれず
約240億円近くの借金(平成15年度の歳入額は211億円)を
抱えていますが、
昨年7月に、オーストラリアの政府系企業から
糸満市に「カジノ」の提案がありました。

糸満市は千載一遇のチャンスとばかりに
賛否両論で大揺れに揺れています。

「カジノ」は、もちろん好き勝手に設置できるものではありませんが、
国会議員超党派(約200人)によって、
「カジノ関連法案」の整備が進められているのは事実なのです。

石原慎太郎東京都知事が,東京臨海副都心にカジノ構想をぶち上げたり、
全国あちこちで、「カジノ構想」が持ち上がっているのは
そのせいなんです。

沖縄は「特区」として最初に取組める可能性が高い、
と沖縄は勝手に考えているわけで、
現在はあくまでも可能性の話なんです。

糸満市の最大の課題は、
観光客が来ても「涙」と「ゴミ」だけを置いてゆく
“素通り観光”からの脱却で、
“滞在型観光の拠点整備”をいろいろと目論みながら、
現在までは効果的な結果が出ていないのです。

そのため、行政や談合建設業者、それに関連する議員などは
「カジノ」は喉から手が出るほど欲しい、と考えているわけです。


仮に、「特区」でカジノが沖縄で可能だとした場合の考察
一般に「3K」というと、
・ 高学歴
・ 高収入
・ 高身長
という、独身女性の好き勝手な結婚相手に対する要望とか、
・ 危険
・ 汚い
・ きつい
という早朝・深夜に及ぶ肉体労働のことを指すのですが、
沖縄県で「3K」というと、
・ 観光
・ 健康
・ 環境
という、沖縄の重要基幹産業のことを指すのです。


であれば、
「“カジノ構想”は環境破壊につながる可能性がある」
というのが1つ目。

昨今の沖縄ブームや海外のテロ、
3年前のグアム・サイパンの大型台風被害などで、
沖縄観光は右肩上がりで観光客数が増加しています。

  (私は、受け入れ態勢が整っていないのに、
   大本営発表のように「観光客数の増加」を
   “良い現象”と捉えるのは良くない、
   と考えているのですが、
   それは長くなるので、またの機会に説明します)

本土の高校生からは、
国内の修学旅行で行きたい場所が「沖縄」が最も多いと言われ、
実際10月・11月は本土からの修学旅行のピークになります。

沖縄が「修学旅行のメッカ」的性格で、
そのノウハウを全国どの地域にも負けないものを積み上げるには、
“カジノ=賭博”のイメージが良い影響を示すとは思えないこと。

県が目指す「健康産業」にも逆行するのでは?というのが2つ目。

沖縄本島の南部、特に糸満市は沖縄戦の激戦地で、
20万人余りの命が失われ、
平和記念公園の「平和の礎(いしずえ)」には
敵・味方に関係なく戦死した約23万人の御霊が刻まれています。

また、周辺の慰霊碑には毎日参拝者が訪れ
線香の火が消えることがありません。

この「摩文仁(まぶに)」という地域は
沖縄県随一の“聖域”と言っても過言ではないでしょう。

厳粛な態度で、県民全員が静かに見守るべき地域であるからこそ、
糸満市でのカジノ設置はそぐわないのです。

別の言い方をすれば、
「お寺の境内に“賭博”を開帳」
する行為に等しい
のです。

片方では「平和」を唱え、
片方では「博打」では、
“坊主まる儲け”のイメージが浸透することでしょう。

法隆寺の境内にパチンコ屋が出来たら、
修学旅行生が行くでしょうかexclamation&question

金閣寺の境内に
JRA(日本中央競馬会)の場外馬券場が出来たら、
観光客が行くでしょうかexclamation&question

そういう意味で、糸満市の「カジノ構想」は愚考だと考えています。


私は、沖縄県のカジノ構想に反対しているのではありません。
むしろ賛成派です。

沖縄の免税店(DFS)のように、
その地域だけで独占的に、
全国の他の地域では認められないサービスが提供できることが、
ある種の既得権益になってしまう可能性が高く、
新たな地域利権を発生させかねないことや、
暴力団の介入の可能性などがクリアできるのであれば、
カジノを中心にホテルなど観光産業がその地域に集積し、
大量の雇用も生み出し、地域活性化につながることは確実ですから、
沖縄にカジノがあっても良いと考えています。


アジアには、韓国・マカオに既にカジノがあります。

台湾の澎湖島にはラスベガス資本のカジノを建設中ですし、
香港やシンガポールの議会でも合法化を検討し始めました。

今後、東南アジア各国はカジノだらけになるでしょう。

日本でもカジノ関連法案が通るなら、
ぜひ沖縄で認可してほしいと願っています。

沖縄にカジノを導入する場合には、
私は「洋上(船上)カジノ」にするか、
離島にするかの方法を取るべきだと思います。

離島も「開発」することになると、
環境破壊につながることを懸念するなら、
「洋上(船上)カジノ」にして、
期間を「限定10年間」とか付けて様子を見ながら導入し、
断念する逃げ道もつくっておくべきだと考えています。


posted by RIUさん at 16:28| Comment(1) | TrackBack(0) | 沖縄カジノ論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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