2006年05月24日

“沖縄独立論”は酒のサカナか?

“モアイ”の席になると盛り上がる「沖縄独立論」ですが、
沖縄人は「今後の沖縄のあり方」を、
ちっとは真剣に考えてほしいと思います。

村上龍の傑作は
「五分後の世界」や「コインロッカー・ベイビーズ」など
多数ありますが、
コメントを戴いたオヤケさんが感銘を受けられた
『半島を出よ』も、傑作に入る作品ですね。


『半島を出よ』は、上・下巻ある長編ですから、
本屋の書棚を見ただけで敬遠されてしまった方のために、
簡単にご紹介しますと、

「2011年、日本の経済は破綻し街にはホームレスが溢れている。
そんな中、北朝鮮の特殊部隊9名が福岡ドームを武力占拠、
後続部隊とともに福岡を制圧し、
地方自治体首長に日本からの独立を宣言させる。
日本政府は何もできないまま九州を封鎖する。
過去に凶悪な犯罪を犯し今なお社会に適応できずに
特殊なコミュニティに身を寄せる変質的な少年たちだけが、
彼らに闘いを挑む。
規格をはずれた少年たちを救うものはいったい何かexclamation&question
北朝鮮の兵士はこの国で何を感じるのかexclamation&question

という、
村上龍独特の一気に引き込まれる文体で書かれています。

内容的には、少し筒井康隆風ともとれる箇所はありますが、
なかなかの傑作です。

小説では、
日本が経済的に荒廃していて、さらに世界の孤児化している、
という設定になっていて、
充分に有り得る設定の中で日本政府の陳腐な対応が描かれ、
九州を切り捨てる方針を打ち出そうとするのです。

この小説を沖縄に置き換えると、
まずは中国が派兵してくる可能性も考えられます。

日本政府は、沖縄を武力で取り戻そうとせず、
ノホホン大統領のように「太陽政策」による対話でもして、
中国に不法占拠させ続けることでしょう。

日本の国家財政はすでにデフォルト状態なのですから、
沖縄は今までのように
・ 沖縄戦
・ 米軍基地
を担保にして、
打ち出の小槌のように
日本政府からカネを引き出してきましたが、
今後はその方法は通用しません。

甘い“汁”を吸って「楽」してカネを引き出す知恵に
いつしか溺れてしまったのですね。

沖縄の首長も、
現職は“お坊ちゃん”の名誉職だし、
前知事は沖縄戦を生き抜いた沖縄健児でしたが、
いつしか私利私欲の越前屋に成り下がっていましたし、
どうも自分で自分を高く評価している凡人に
県政を任せてしまったことも、
「あきらめDNA」や「てーげー的骨抜きDNA」を
増幅させてしまうことに
拍車をかけてしまった原因がありそうです。

かつては島田叡のように
命がけで職務に取組んだ知事もいたのですが…

土地成金の政治ごっこや自民党の犬的代議士、
議員収入を当て込むバカ議員は、
「消去・削除」できないものなのでしょうかexclamation&question

沖縄人は、昼間の会議ではほとんど発言がないのですが、
after5になると、俄然調子が良くなり、
ひとたび酒が入ると立派な意見が次々と飛び出し、
丁々発止の“議論”が展開されます。

翌日出社してみると、台風一過のように、
何事もなかったかのように静まり返ってしまうのが
沖縄的なのですが、
こんなことでは“沖縄独立論”は酒のサカナであって、
文句やグチと変わりませんよね。

沖縄は1609年に薩摩の島津に占領されましたが、
琉球王国は1879年の「廃藩置県」で滅亡しています。

琉球の後に日本に併合された台湾・朝鮮は戦後返還されたのに、
なぜ沖縄だけは植民地のままなのexclamation&question

沖縄はなぜ県民が1つにまとまらないのexclamation&question

「口では反対を叫び、右手で手を出す越前屋」
をなぜ問題視できないのexclamation&question

チューヤン.jpg

posted by RIUさん at 13:29| Comment(1) | TrackBack(0) | 沖縄独立論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月15日

沖縄は“キューバ”を目指すべき!

1609年に島津(現・鹿児島)に言いがかりをつけられて
琉球が占領されてから、
実に397年間も植民地にされ続けているのですが、
今日は、沖縄が1972年に日本に復帰して
満34年目を迎えた哀しい“記念日”なのです。


沖縄は独立して再生を目指す気位がないのかexclamation&question
現在の沖縄は満34歳になっても、
いまだ7割を生活保護に頼っているという、
未熟児がそのまま大人になったような“不健康”な状態で、
国は沖縄を生かさず殺さず状態で翻弄し続けています。

日米両政府が、沖縄の意思など無視して、
勝手に合意してしまった在日米軍再編の最終報告では、
名護市辺野古への新基地、
嘉手納基地などの自衛隊との共同使用がてんこ盛りにされていて、
「平和な沖縄」
とは、ますます程遠い現実になりつつあります。

日本政府は米国に強気な交渉をする気はさらさらありませんし、
国の一地方の田舎の首長が
米国政府や日本政府に文句を言ったところで、
言うだけムダなのです。

沖縄人には、しいたげられた約400年の間に、
いつしか“沖縄魂”は欠落し、
「文句は言うが、命がけで戦うことはしない」
というDNAが新たに存在して
“文句屋”に成り下がってしまったようです。

日本丸という船に乗って、
船長の方針が気に入らないなら、
道は2つしかありません。

・ 船を下りるか
・ 船長を交代させるか
しかないのです。

沖縄は下船する以外の道はないのです。

もちろん「沖縄が独立する」という気運も高まっていないし、
経済的・農業的自立の準備も整っていません。

日本が「沖縄の独立」を簡単に許すはずは有り得ないのですから、
「永久中立化の共和国」としての
独立の意思表示だけでも行なうべきなのです。

キューバは、
米ソ冷戦時代に米国から経済封鎖されて孤立して、
餓死者が出たりしましたが、
その後、国策で至るところで有機栽培を始め、
今や食糧輸出国になりました。

“キューバ”が苦難を乗り越えたのですから、
沖縄だって出来るはずだと思いたいのです。

 バカ犬.jpg
posted by RIUさん at 19:14| Comment(5) | TrackBack(0) | 沖縄独立論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月17日

日米政府と中国のはざ間で翻弄される“沖縄”

昨日はseesaaブログのサーバーのメンテナンスだったようですね。
こういう、私の操作ミスではないかと、ドキッとしてしまいます。

昨日2月15日の「きっこのブログ」では
「沖縄はニポンの宝」というタイトルで沖縄に触れていました。


内容は、
1月22日(日曜)午後7時半ごろ、
米海兵隊基地キャンプ・シュワブにつながる辺野古の海浜で
焚き火をしていた日山実さん(26)が、
米兵に一時的に身柄を拘束され、
辺野古への普天間飛行場移設に反対して結んだリボンや
砂浜に書かれた英文を消すように強制される、
という事件
に触れて、
日米政府に翻弄される沖縄を憂いごとと捉えたものでした。

きっこの文末は
辺野古に住むある男性は、
「基地ができれば地元にお金が落ちるようになるけれど、
 米兵の犯罪が増えることが分かっているから、基地には反対している」
って言っている。
基地は必要かも知れないけれど、凶悪なアメリカ兵たちの犯罪が恐い‥‥
あたしは、この言葉こそが、
真実の声なんじゃないかと思った今日この頃なのだ。

と結んであるのですが、
この男性はこのあともう一言話しています。
「お前もヤマトンチュ(大和人)だ。
 押しつけられるウチナンチュ(沖縄人)の心はわからんよ」

この男性はビールでほろ酔い気分なので、
思わず正直な気持ちが出てしまったのですが、
実はこのあたりに大きな問題があるのです。


沖縄は、その昔は琉球王国でしたが、
1609年 薩摩藩(島津家久)の琉球侵略
1829年 廃藩置県
1945年 沖縄戦(米軍上陸)
1952年 講和条約
1972年 日本統合(復帰)
と、1609年に日本に植民地化され、
沖縄戦後一時米国の統治下に置かれましたが、
1972年に琉球国として独立を許されることなく、
再び日本に統合され属国となって現在に至っているのです。
1609年から、実に400年になろうとしています。

薩長連合の倒幕によって日本は近代化しましたが、
薩摩藩の倒幕資金は年貢ではなく
琉球が清との交易で得た莫大な利益なのです。

その後、日本政府は沖縄を
「生かさず殺さず状態」で管理し続けているのです。

こういった沖縄の歴史が、
前述の酒気帯び男性から
「ヤマトンチュ(大和人)」発言として出たのです。


今日の「きっこのブログ」を見て、改めて考えさせられました。

日米政府に翻弄されている沖縄に住んでいる私自身も、
日常的な米国人との摩擦やあつれきには慣れてしまっていて、
本来“異常”な出来事が
「またか」
「どうせダメだよ」
という一種のあきらめに近い気持ちが増殖していることに気づきました。
040813沖縄国際大学.jpg
狭い沖縄には世界の60カ国以上の人々が住んでいると言われる
世界的にも有数の国際化社会ですが、
その中でも米国人だけは異質なのです。

「Yナンバー」で始まる在日米軍人とその家族らが使っている車には、
沖縄県民は特に交通事故に注意していますが、
それも本土の方からすると“異常”な出来事だと思います。

沖縄県民が「Yナンバーに気をつけろ」というのは、
交通事故にあっても、米軍関係者の場合、
保障が受けられないことなどがあるからです。
040813米軍ヘリ残骸.jpg
米軍基地や施設は、沖縄だけでなく
横須賀や厚木、横田、座間、佐世保、三沢、岩国などにもありますが、
日本の米軍基地の75%は沖縄にあるし、
“主権”は日本政府に握られていて、
日本政府も「日米地位協定」を気にしているために、
沖縄では特権的な米国人に対しては、
ある意味「“触らぬ神”状態」なのです。

沖縄の照屋寛徳(社民党、弁護士)衆院議員の働きかけで、
約3万台の「Yナンバー」が
車庫証明なしで自動車登録されている問題にもメスが入りつつありますが、
米軍は表面的な態度は紳士的ですが、
沖縄を植民地としてしか考えていないので、なかなか前進しないのです。

売国奴.jpg
「きっこのブログ」に刺激されて、隣国、特に中国の脅威も含めて
・ 中国の台湾問題
・ 中国国内の共産党と軍の力関係の問題
・ 発展する都市部と内陸の貧しい農村部の問題
・ エネルギーや食糧輸入国と化した問題
・ 日米と、国境の問題
など、沖縄をとりまく環境について
今後書くことが多くなるかもしれません。


posted by RIUさん at 11:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄独立論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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