2006年05月17日

他県の“団塊世代受入れ競争”の中、沖縄県は「ソロバンをはじくだけ」の無策無能

パナホーム沖縄支店が
 「沖縄への移住などを考える首都圏の引退世代などを対象とした
  家造り相談会を東京都内で開催する」
という新聞記事を見ました。

パナホームって、
白い服着たパナウェーブ研究所じゃなかったのねexclamation&question
彼らの住居がパナホームなのかなexclamation&question

とにかく、
パナホームは「団塊世代」を当て込んで、
沖縄に引っ張り込み、家を建てさせようという魂胆なんですね。

新聞の記事タイトルが
「団塊は沖縄を目指す」
となっていましたから、
記事内容より、
五木寛之の「青年は荒野を目指す」を思い出してしまいました。

この小説に感化された若者たちが、
その昔ずいぶん海外に放浪に出たものです。

 ネコ.jpg

また、五木寛之が作詞、加藤和彦が作曲した
「青年は荒野をめざす」
というヒット曲もありましたね。

るんるんひとりで行くんだ 幸せに背を向けて
 さらば恋人よ なつかしい歌よ友よ
 いま Hum Hum
 青春の 河を越え
 青年は 青年は荒野をめざするんるん

という歌詞でしたね。

県外の引退世代が沖縄に住宅を建てる事例が、
パナホームで年間4〜5件だからといって、
バカにしているのでもないし、
パナホームに文句があるわけでもありません。

沖縄電力の子会社的シンクタンク
「南西地域産業活性化センター.」が、
 「団塊世代が人気が高い沖縄にやって来ると、
  沖縄の土地が高騰する」
というようなバカバカしい話をして、
それを真に受けた人のことを思い出してしまったのです。

 トム&ジェリー?.jpg

沖縄県庁ですら、
まったく「本土の団塊世代受入れ」の動きはありません。

本土では10以上の県が「団塊世代受入れ」に名乗りを上げ、
それぞれ個性的な施策を繰り出しています。

北海道でも
「移住支援プロジェクト」を大々的に宣伝し始めました。

なぜ沖縄県では何もしないのexclamation&question

“沖縄ブーム”にあぐらをかいて、
「黙っていてもやって来る」
と高をくくっているんですね。

沖縄こそ
「移住支援プロジェクト」
を充分に創り上げないといけないのに。

特に観光客以外の長期滞在型本土人に対して
排他的拒否反応を示す沖縄人ですから、
まず“受け入れ態勢”を確立しないといけないのではexclamation&question

それをせずに、ソロバンだけはじいてるようでは、
五木寛之のように
「団塊は荒野(沖縄)を目指す」
ことになってしまうと思うのです。
 
 ディープインパクト?.jpg

posted by RIUさん at 16:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば“移住ブーム” | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月12日

沖縄移住ブームの検証〜その6

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沖縄移住ブームの検証〜その1
沖縄移住ブームの検証〜その2
沖縄移住ブームの検証〜その3
沖縄移住ブームの検証〜その4
沖縄移住ブームの検証〜その5

沖縄での「起業」
2003年(平成15年)2月1日に、
中小企業挑戦支援法が施行され、
今年4月13日には、これまで中小企業支援3法として存在した、
・ 中小企業経営革新支援法
・ 中小企業創造活動促進法
・ 新事業創出促進法
が統合され「中小企業新事業活動促進法」に1本化されました。

支援内容は、
@ 創業支援
A 経営革新支援
B 異業種連携による新事業活動支援
の3つの柱に分けられています。


沖縄は1972年にアメリカから日本に返還されましたが、
現在までの33年間に実に7兆5千億円の国費を投入しながら、
中央の国会議員と癒着した本土の大手土建会社に
“インフラ”を象徴する立派な建物や道路ばかりを整備させたために、
肝心の地場産業育成が起動に乗らず現在に至っています。

そのあたりが「ザル経済」と言われる由縁ですね。

沖縄が復帰後33歳とするなら、
現在の沖縄の生産性は3割で、
7割を国の生活保護で生活が何とか成り立っている、という
「33歳にして生活保護下にある」のが現状なのです。

以上をふまえて、沖縄は、
現在おそらく全国一「起業」に寛大なのかもしれません。

全国的に、冒頭の「中小企業新事業活動促進法」で、
“1円起業”も増殖し、各都道府県には、
行政を核とした中小企業支援センターや産業支援センターがあり、
「起業」をサポートして起業支援が受けやすくなっていますが、
沖縄ではさらに起業に対しての支援策が豊富です。

そういう意味ではチャンスと言えそうです。

沖縄県庁商工労働部の出先機関として、
沖縄県産業振興公社公社がありますが、
ここでは、公的機関としては親切に
「起業のお手伝い」
をしてもらえます。

地元だけでなく、本土の人にも寛大です。

ここでの問題点は、
・ ビジネスプランの真贋(しんがん)を見極められる人がいない
・ 単なる「起業お手伝いセンター」としてしか使えない
・ 起業準備室が使えるメリットもありますが、
  要するに「短期で成果を出して欲しい」という、
  管理側の実効数字を気にしていること
・ 起業のお手伝いをしたら「では、頑張って!」と放り出してしまう
ことです。

沖縄に移住する人が年間2万5千人もいながら、
2万3千人も去ってゆくのは、
憧れだけでやってきた人が原因ではなく、
沖縄の受け入れ先にも大いに問題はあります。

「イチャリバチョーデー(=一度出会った人は兄弟同然)」
という言葉がありながら、
実際には極度に排他的だったりします。

ここでは、受け入れ先の問題点より、
「移住する側」から考えることにしましょう。


先週の10月8日(土曜)沖縄県那覇市で、
起業を目指す女性へビジネスノウハウを伝える女性起業家セミナー
  (週刊レキオ社、サンケイリビング新聞社、
    産経新聞社主催、大和証券グループ共催)
が開かれ、会場には女性116人が参加する大盛況でした。

女性のベンチャー企業経営者や投資会社担当者らの話に
耳を傾けたそうです。

同セミナーは、フジサンケイ女性起業家支援プロジェクト
「Woman,sビジネスチャレンジコンテスト2005」
の関連事業として初めて沖縄で開かれたものです。

・先輩女性起業家の体験談
・投資会社の立場からの可能性の話
・新規株式公開のノウハウ
・企業立ち上げの実務の解説
が主なメニューだったようです。

「ビジネスチャレンジコンテスト2005」は
女性起業家の事業プランに対し最優秀賞300万円や、
沖縄地区応募者限定の地域賞30万円などを贈り
起業を支援するそうです。

この種のビジネスセミナーやビジネススクールは沖縄だけでなく、
全国的に行われていますが、
私はこういったところに出向く人は成功しないと思っています。

「新規株式公開のノウハウ」
なんて、10年早いどころか、
ベンチャーで起業して5年以内に上場する企業家は
1万人に1人いるかどうかですから、
変にくすぐったり、あおる様な話を得意満面でする人には
腹立たしささえ覚えます。

そんな話は、
ある程度成功している企業が集まっているロータリー倶楽部や
商工会議所役員会社、経営者協会会員会社、銀行の懇話会などで
話をするべきだと思います。

「起業」は、満を持してチャンスを待ち、
その上で“センス”と“タイミング”が加わって、
初めて成功するもので、
人に教わるものではなく、
むしろ人と違う発想を持たないと成功しない
と考えています。

「さぁさぁ、いらっしゃい!起業したい方はこちらにどうぞexclamation
「起業したい方は、こちらにお並び下さいexclamation
こんな行列に並んで起業したら、
100%近い確率で失敗するのは間違いありません。

今、K−1をTVで中継しているので気になっていますが、
起業する人は、初めてグローブを手にし、
それなりの練習をしてリングに上がった“新人”と同じです。

相手は百戦錬磨のベテランです。

「お手柔らかに」
というのが通用するでしょうかexclamation&question

運よく勝てれば良いですが、
ふつうは一方的に攻められてKO負けでしょう。

新人としてリングに上がり、ベテランに勝つには、
それなりの準備や練習、戦略が必要になります。

相手の弱点も探さないといけませんよね。

産業振興公社では、そんなことは一言も言いませんよ。

彼らは公務員で、そもそも会社経営をした経験がないのですから。

そういう人に、「起業とは?」なんて話を聞いて、
何かためになることがあるでしょうかexclamation&question

「起業」して参入しようとする業界は、
コップで言えば、水が一杯に入っている状態です。

あなたが仮に「起業」して参入すると、
コップが大きくならない限り、誰かが出てゆかなければいけません。

出てゆく「誰か」は、あなたではいけないはずです。

そのためには、他との優位性、差別化が
きちんと出来ているかどうかを
起業する前に入念に調べなければいけません。

業界や市場規模などのマーケットリサーチだって、
出来る限りしないといけません。

柔道で考えても、
得意技がないのとあるのとでは、
勝敗に大きな影響が出るはずです。

得意技のレパートリーが増えるにつれて、
勝つチャンスも比例するはずでしょう。

私は「起業するな」というのではなく、
「起業するには、充分な準備と戦略が必要だ」ということなのです。

今日はK‐1のことも気になるし、島酒も1杯飲んでしまったし、
仕事もまだ残っているので、
ひらめさんがご希望なら
・ 沖縄県人会の利用
・ タダの広告を積極的に活用
を、この次にご紹介しようと思います。
posted by RIUさん at 23:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 沖縄といえば“移住ブーム” | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月07日

沖縄移住ブームの検証〜その5

9月1日が関東大震災が発生した日だったことで、
「沖縄移住ブームの検証」を中断したことを忘れていました。

沖縄移住ブームの検証〜その1
沖縄移住ブームの検証〜その2
沖縄移住ブームの検証〜その3
沖縄移住ブームの検証〜その4


住むなら那覇などの市街が無難

ローカル地域は、全国どこでもそうだと思いますが、
特に沖縄は血縁、地縁が強い地域です。

毎日の付き合いはもちろん、集落の寄り合いや行事、
共同作業など地域密着型の濃厚な人間関係を
面倒がらずに出来るかどうかが、
長期沖縄暮らしの成否のカギを握る大きなポイントになるでしょう。

沖縄人は、
「温かくて開放的で、誰でも受け入れる」
というイメージが強いですが、実際にはかなり閉鎖的です。

初対面の相手に対しては、最初にまず注目するのは
「ウチナー」か
「ナイチャー」か
の判断です。

顔や話し方、苗字などから地元民でないと判断されると
「ナイチャーですか?」
と聞かれます。

北海道から九州までの本土の人間を全て「ナイチャー」と呼び、
差別することにも沖縄人の視野の狭さが表れているのかもしれません。

それを「島国根性」と揶揄(やゆ)されるかもしれません。

「地元民と移住者との間に存在する大きな断絶の原因を
作っているのは地元側」、という考え方もあるでしょうが、
8月30日検証3での記述のように、
純朴な沖縄人は本土の人間から今まで再三にわたり騙され、
利用され続けて来ている歴史があるので、
どうしても一線を引いて、警戒してしまうんですよね。

現在、川崎市に約1万人、横浜市鶴見区に約3万人、
大阪市大正区に約2万人など沖縄出身者が多く生活をしている地域があり、
最近の沖縄ブームで「リトル沖縄」などと言われていますが、
もともと1910年代〜1950年代にかけて、
本土の工業化で、出稼ぎや移住した沖縄人が、
標準語を話せないことで、随分差別をされたことで、
“守る”意味合いでまとまって住むようになったことが始まりなんです。

東北地方の「ズーズー弁」も差別の対象になり、
山形県の人たちや秋田県など東北なまりの強い人たちも、
東京近郊で出身地域ごとに、まとまって住むようになっていました。

こういう歴史があるので、
どうしても特に中高年者の中には、
本土の人を心の中でよく思わない人が存在するのも事実なんです。

それとは別に、
沖縄の人のもともとの純朴さ、優しさ、情の深さに触れると、
それは本土の都会では忘れ去られたものが、ここにあるような気になり、
とても安らぐはずです。

海風が運ぶミネラル豊富な空気を吸い込めば、
たちまち健康になることでしょう。

今どき、公園や道路で無邪気に走り回る子供たちを見れるのも、
沖縄くらいかもしれません。

沖縄に暮らすとなれば、
沖縄独自の伝統、文化、風習、常識に馴染めない場合も多々あるでしょう。

どこの地域にもありがちなのですが、
特に沖縄は地域コミュニティーの結束が強く、
外部のものには排他的なところがあります。

この傾向はローカル地域に行けば、行くほど強くなります。

転勤で短期間しか沖縄にいない人や、
沖縄に移住したけど、すぐに嫌になって本土に戻ってしまう人も多く、
「この人はいつまで沖縄に居るのだろう?」
という目で見られていることが多いのも事実です。


「沖縄に来てどれぐらい?」
「転勤で来たの?」
「奥さんは沖縄の人?」
「いつまで沖縄にいるの?」
等もよく聞かれる言い回しです。

これらの質問は、
「一時的に沖縄に来ているかどうか」
を確かめる質問です。

この手の質問には
「沖縄が好きで移住して来た。ずっとここに住むつもり、沖縄は最高さ〜」
と会うたびに答えると、
沖縄の人たちとの心の距離はずっと縮まるでしょう。


不動産賃貸について
那覇市内のマンションの賃貸料は、
2LDKクラスで5〜7万円、駐車場代、管理費なども併せると
6〜8万円前後でしょう。

本島北部では、戸建て3万円という格安物件もありますが…。

沖縄というと、青い海の見える物件を探したくなりますが、
建物が潮によるサビで汚かったり、交通的に不便であったりしますので、
あまりお奨めできません。

ローカルな地域で、高台の戸建てで海が見える、というと
毎年の台風のたびに大変な恐怖を味わい、寿命を縮めることになりますよ。
本土に襲来する台風より、沖縄に来るときの方が強烈ですから。

また、ローカルな地域であればあるほど、
毎日の買い物や銀行、郵便局、病院などに
不便になることを覚悟しないとダメです。


市町村の受入れ促進制度
過疎の村では、移住を奨励している地域があります。

年度によっても違いがありますが、正確な情報は
沖縄県庁より、沖縄県内の市町村役場の総務課に
直接PS‐Mailや電話などで問い合わせると良いでしょう。

2年前には、「定住促進制度」が、
・ 本島北部・大宜味村(シークヮーサーの名産地)
・ 宮古郡・多良間村
  (宮古島と石垣島とのほぼ中間の人口約1400人の離島)
・ 宮古郡・上野村
  (宮古島の南側に位置し、ドイツ村のあるところ)
でありました。

宮古郡・伊良部町(、宮古島の隣の島)では、
促進制度は昨年休止したようです。


沖縄で農業をやってみたい人
沖縄は亜熱帯気候で、基本的に夏場は休耕にして、
10月〜5月の本土の裏作時期が農業の時期になります。

農地や作物選定などは「沖縄県新規就農相談センター」に、
直接PS‐Mailや電話などで問い合わせると良いでしょう。

お上意識が強いので、早い回答や親身な対応は、
あまり期待しない方がよいかも。

県内市町村の「農業委員会」に電話などで相談してみても良いでしょう。
こちらも、親身な対応は期待薄だと思いますが。

全国的に捉えれば、
沖縄は新規就農がやりやすい環境に置かれているかもしれませんが、
本当の話は門戸は狭そうです。

沖縄に定住後、
現地に親しい人ができれば、
この人のコネで土地を借りる方が、早く良い場所が確保できるはずです。

一般論ですが、
いくら休耕地であっても、農家は先祖代々の大事な農地で、
しかも条件の良い場所は、全国的に絶対に貸さないはずです。

条件の悪い土地(水が出ない、形が悪い、遠い、傾斜地など)を
貸してもらえる可能性はあるはずです。

最初は、そういう土地でもやって行く心構えができるかどうかです。

また、栽培・収穫した作物をどうしようとしているのかも
考慮しないとダメです。

農地を借り小作になってJAの組合員になっても、
土壌改良と栽培で肥料を買わされ、
雑草除けだと言って除草剤を買わされ、
収穫できてもA品しか引き取られないし、
市場相場での買取価格で、
しかもJAからの支払い精算はだいぶ後ですから、
このパターンでは先行投資ばかりで、資金繰り難に陥るし、
まず収益性はないと言えます。

JAとは関係なく、独自に販売先を見つけるような
考え方をしないと難しいかもしれません。

安易に
「農業でもやってみるか」
という考えでは、失敗する可能性は大だと言えそうです。


沖縄で起業してみたい
沖縄県庁・商工労働部の出先機関である沖縄県産業振興公社で、
起業相談を受けています。

まず、ビジネスプランを作成した上で、相談してみて下さい。
ここは、対応は柔らかいのですが、レベルは低いです。

沖縄では、プランの真贋を見抜く眼力を持つ人には
まずお目にかからないのですが、
この産業振興公社公社もほとんど期待できません。

起業しての成否より、起業手続きに関しての相談に近くなると思います。


まとめ
「沖縄でこういうことをしてみたい」
という夢を持って、ぜひ沖縄の良さを堪能してほしいと思いますが、
「本土のやり方で沖縄を変えてやろう」
とする考え方は、相手にされない可能性が高いです。

むしろ、
「こういうことをお手伝いしたい」
という謙虚な気持ちでいる人の方が受け入れられると思います。

このあたりをヒントにして下さい。

そして、いきなり移住するのではなく、
ウィークリーマンションやマンスリーマンションを借りて、
家探しをしたり、沖縄で暮らせるかどうかの
見極めをしたりするべきでしょう。

まずは、リハーサルから始めるテスト定住をお奨めします。
posted by RIUさん at 08:29| Comment(1) | TrackBack(1) | 沖縄といえば“移住ブーム” | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月31日

沖縄移住ブームの検証〜その4

一昨日の話をもう少し詳しく説明します。
石垣島新空港建設問題では、
自然環境を守りたい地元の反発に対抗して
移住者が建設賛成派の主流を占めている


石垣島白保海岸は、北半球随一と言われる青珊瑚の生息地です。

遠浅の海に、びっしりと珊瑚が育ち、
スキューバダイビング等しなくても、
シュノーケリングで水深1m前後のところで
子供でも安心して珊瑚礁の素晴らしさを知ることができるところです。

1976年、沖縄県は空港計画で白保海岸を埋立てる計画を決定したことに
地元が猛反発し、以来反対闘争が繰り広げられてきました。

そして、海が駄目なら山へと、
2000年には建設地はカラ岳東(現・ゴルフ場)に変更、決定されました。

山に建設されれば台風の度に赤土が海へ流出したり、
空港周辺でのホテル建設などの影響で、
やはり珊瑚が死滅する危険は高く、
また山の洞窟で絶滅を危ぶまれているコウモリ3種類が発見され、
自然環境保護の意味合いで大論争になり、
未だに着工にかかることができません。

これと同様な問題は、過去に小笠原の飛行場建設であって、
これはすったもんだの末、白紙になりました。


石垣島の滑走路は他の空港に比べると距離が短く
1,500mしかありません。

沖縄県内では、久米島や宮古島は既に2,000mの滑走路がありますが、
石垣島は八重山の拠点都市にも関わらず、
滑走路が短いという状況にあります。

日本最南端の与那国島でも滑走路が1,500mしかなく、
2,000mに延長する計画がありましたが、
こちらもまた問題が噴出してまだ解決していません。

ジェット機を運航するには2,000mの滑走路が必要だと言われています。

この1,500mの滑走路でジェット機を着陸可能にしている理由が、
飛行機に重量制限が課せられているからです。

石垣空港を出発するジェット機は
燃料や貨物を満載することができないのです。

そのため貨物の積み残しや、東京に向かう時は、
一度宮古島で燃料を補給しなければなりません。

また、八重山の名産パイナップル等を出荷する際にも、
わざわざ那覇経由で本土に送り出しているため、
その分の日数も必要としているのが現状なのです。

石垣空港は,
地方空港の中では
乗降客が第2位、貨物が1位というくらい利用頻度が高いのです。

また、現空港の南側は市街地化が進んでおり、
騒音被害が広がり現空港周辺の地域からは移設要求の声が出ていたり、
過去にはオーバランと言った事故も起きており、
パイロットからも危険だと言う指摘を受けているのも事実です。


新空港建設によるメリットとデメリット
新空港建設問題には、
事業者や行政のビジネス活性化型開発的立場と、
石垣島住民の環境保護的立場という、
2つの考え方が相対峙しています。

新空港を建設する事が出来れば
中型ジェット機(ボーイング767)が運航できるので、
農産物や水産物を直接、しかもコンテナで東京などに輸送でき、
農業、漁業の発展が見込めます。

さらに、観光業も発展し、雇用環境も拡大する可能性が見込めるでしょう。

また、那覇経由で運んでいた石垣産パイナップルが、
新空港から直接本土に送る事が出来るので単にコストの削減だけでなく、
鮮度保持の面からも有効です。

しかし、島の活性化を優先し、空港を建設すれば、
破壊された自然環境は元に戻りません。

建設をしなければ島は旧態依然の過疎のままで発展は見込まれず、
雇用の改善も見込まれず、
若い人は島を出なくてはならない状況になってしまうのです。

新空港建設問題は、是非はともかく、
この小さな島に取っては大きい問題なのです。


この、新空港建設問題で、
利便性を優先することによる島の活性化を望む建設運動推進派は、
工事を受注したい土建業者、この人たちが指示した議員や市の3役が中心で、
ここには名誉欲や実績欲しさ、談合が渦巻いていることもあるのですが、
建設賛成派の9割以上が移住者で占められてしまっていることも
問題なのではないでしょうか。
posted by RIUさん at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば“移住ブーム” | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月30日

沖縄移住ブームの検証〜その3

郷に入らば、郷に従え

まず、とことん
「受け入れられるものは、受け入れる」
ことが肝心でしょう。

「どうしても、受け入れられないものは、
納得できるように沖縄の良さを残しつつも自分たちで変えていく、
もしくは創造していく」
のは、少なくとも3年以上経ってからにしないと。

“郷に入らば、郷に従え”という精神は、沖縄だけのことではなく、
全国どこでも共通することだと思います。

沖縄の人を「シマンチュ(島人)」と言うのに対して、
本土から沖縄に来た人を「ナイチャ―」と言いますが、
昔は「ヤマトンチュー(大和の人)」と呼んでいました。

現在では「ヤマトンチュ(大和の人)」は死語化して、
一部の年配の人しか使わなくなりましたが、
どちらかというと、本土の人を忌み嫌ったり、
バカにしたような差別用語として使われることが多いはずです。

もし、これを言われた人は、嫌われるような心当たりを
胸に手を当てて思い出して下さい。

沖縄の歴史においては、
1609年に薩摩藩の島津に琉球王朝が侵略されて以来、約400年間も、
日本とアメリカの植民地状態になって現在まで至っています。

島津の侵略の後も、
1879年(明治12年)の「琉球処分」、
1945年の沖縄戦、
1972年の日本復帰、
その後も常に米軍基地と隣り合わせの生活を余儀なくされている現状など、
「歴史・経緯」をよく理解するべきでしょう。

沖縄独特の金銭的相互扶助システム(民間金融)である
“模合(モアイ)”にしても、移住者は信用上まず入れてもらえません。

過去に、本土から来た人による「持ち逃げ」事件があちこちにあり、
受け入れ側に『よそ者は信用するな』という
防御ラインが存在しているのです。

「沖縄人は誰でも受け入れる」というのは、実は表面上だけで、
本当はこの防御ラインは程度の差こそあれ、誰でも持っているのです。

移住者は、先人(過去に沖縄に迷惑をかけた本土の人たち)の
責任の一端も負わされている、
いわば「色眼鏡で見られている」ことも理解してほしいのです。

そういうこともあって、少なくとも3年間はじっと辛抱してほしいのです。

その3年の間に、今まで知りえなかった色々なことが見えてくるはずです。

そうなることによって、
その土地が長い歳月を経過して創り上げた文化や伝統、風習が
いかに貴重なものなのかも理解できることと思うのです。

本当に、地元民と理解しあえるのは、それからではないでしょうか。


また、沖縄では小さな集落・部落ごとにまとまっていて、
隣の部落とは一線を引いています。

この「まとまり・結束」というのは、
全国的に見てもけっこう強力だと思います。

例えばNHKの受信料は、沖縄は6割が未払いです。

1972年までは、アメリカの統治下に置かれていましたが、
その間はNHKはタダで観ているので、
「どうして放送受信料を支払わなければならないのか?」
という疑問が多くの人たちにあることと、
NHKの集金兼新規契約に個別にやって来ても、
もしうっかり支払ったり、契約したりすると、後で
「なんで支払ったのか?」
「あんたととこで支払ったために、私のところで迷惑した」
とか近所から言われてしまうんですよ。

だから、近所の手前、かたくなに拒むことになるんです。

NHKの集金アルバイトの求人も毎回出ている、
ということは契約社員の回転が激しいことを意味しています。

NHKの集金も半ばあきらめているようで、
私の所にはオリンピックの開催年にしかやってきません。

例えが悪かったかなexclamation&question

本土からの移住者に対して「よそ者」扱いをするだけではなく、
沖縄の中でも、「よそ者」扱いが存在しています。

なにせローカルな島国ですからね。
“島国根性”が存在することも許して下さい。

私の住んでいる本島南部の中核都市・南風原(はえばる)町から
本島北部に行くと、そこはもう「よそ者」が来た、という感覚です。

やれ、
「名前は何だ?」
「出身地はどこだ?」
と聞かれてしまいます。

昔は、石垣島や宮古島は、流刑の島だったようで、
石垣島は殺人者や暴力犯罪者、
宮古島は政治犯と、
選り分けられていた時代があったようです。

本島内70歳以上の方たちの話では、
「昔は宮古や八重山(=石垣)の人との結婚は一族で反対された」
と言っています。

そういうこともあってか、宮古島出身者の結束は相当なもので、
本島内でいくつもの宮古グループも存在しています。

ローカルだから、良くも悪くも「村社会」なんですよね。

いくつかのポイントさえ理解しておけば、
ここは亜熱帯気候で東南アジアで、
本当にのんびりできて最高なんですけどね。


昨日、書き忘れましたが、「食事」の問題。

北海道や長野県、宮崎県などの農業王国と比べると、
沖縄は悲惨かもしれません。

特徴的なのは「県産豚肉」「近海まぐろ」です。

沖縄の島酒(=泡盛)は、沖縄料理に合うのですが、豚肉料理にも合います。

沖縄料理は、豚肉とは切り離せないくらい密接な関係があって、
沖縄そばの「ソーキ」は豚のアバラを骨ごとブツ切りにしたものですし、
ダシは基本的に豚・カツオ節・昆布で取ることが多いです。

「まぐろ」だって、冷凍物ではなく、近海物を食べられるのは、
本土でも何箇所もないのではexclamation&question

それ以外は、
ゴーヤとかナーベラー(=へちま)などの野菜が
食べ続けられるほど好きなのかどうかexclamation&question

魚だって、決して美味しくない熱帯魚のようなのが
食べられるのかどうなのかexclamation&question

「チャンプルー」という炒め物が肌にあうのかどうなのかexclamation&question

観光で3泊4日でやってきて、
「沖縄料理が美味しかった」
というのは、短期間のせいかもしれませんよ。


住宅環境は、本土と比較すると安いです。

住宅情報誌を盗み読みしても、
1ルームで3万円程度からありますし、
戸建ての賃貸でも7万円くらいからありますからね。

本土の人は、「保証会社」を間に入れないと借りられません。

1ヶ月2〜3千円程度らしいので、問題はないと思いますが。

通常は、県内在住の原則・沖縄人2名の連帯保証人を要求されるのです。

縁故者がなくて移住した人には、そんなことムリでしょう。

本土と違って沖縄は、
退去時は基本的に「敷金」はそのまま全額返ってきます。
よほど、汚したとか勝手に改造したとかしなければの話ですが。
posted by RIUさん at 11:25| Comment(1) | TrackBack(0) | 沖縄といえば“移住ブーム” | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月29日

沖縄移住ブームの検証〜その2

沖縄本島では、本土出身の移住者をよく目にします。

本土から石垣島の移住はさらに多く、
「石垣島の人口の1割〜2割は移住者」
と言われるほどで、
石垣市役所の移住担当者も1日に100〜200件の問合せに
てんてこ舞い状態のようです。


沖縄の市町村の期待
沖縄の市町村は、どこも財政難ですから、
住民登録をする移住者は基本的に大歓迎なのですが、
その年の1月1日現在に在住している市町村に課税されるのが
住民税(県民税+市町村税)ですから、
転入後しばらくの間は、市町村の地域活性化に寄与する以外は、
市町村には恩恵はあまりないんですよね。

市町村としては、できるだけ長期間居続けてほしいわけです。

他に、都会のIT業界やサービス業界などに
従事していた移住者たちが持っている“ノウハウ”を
「島おこし」に活用できる可能性も期待しています。


勝手に描いた幻想のまま移住すると失敗する
青い空と青い海など“楽園”に憧れて、
首都圏などから島に移住してくる多くの人々は、
定年後移住だけでなく、働き盛りの30〜40代の男性や、
本土での就職をあきらめて、島に希望を求めてきた若者など
移住してくる人たちの年齢層は幅広いです。

石垣市を例にとって見ると、
住民票異動の転入手続きをした人が約3千人も増加し、
これに、住民票を異動しないで生活をしている人も含めると、
その数は5千人に達すると言われています。

石垣市の人口は約4万5千人ですから、
単純に計算すると、実に9人に1人は移住者ということになります。

せっかく永住する目的?で沖縄に入りながら、
約9割が本土に帰るのは、下記に問題があったことが考えられます。

「移住=骨を埋める」という心構えで行くことを決意したのかどうかexclamation&question
新しい土地に移り住むということは、
「今まで住んでいた土地を清算すること」です。

清算せずに置いておき、
沖縄は「仮の住まい」として出て来るなら、
“移住”ではなくて、「長期滞在」ですよね。

現地の人も、「本気ではない」と取り合わない可能性が高くなります。

安易な「勝手に抱いた幻想」ではなく、
移住する地域や沖縄について、充分な“下調べ”をしてきたのかどうか
exclamation&question
“ブームに便乗”、“勢い”、“楽園願望”だけで
島に飛び込んでくる若者たちも多く、
「こんなはずじゃなかった」
とホームレス化している人もいるようです。

ウィークリー・マンションや民宿などで、
以前に1ヶ月前後滞在してみて、
長期に住めるかどうかの「テスト」をしたのかどうか
exclamation&question
「修学旅行で行ったことがある」など観光旅行と、
実際に拠点を構えて生活するのとでは、自ずと違うはずです。

“ぶっつけ本番”ではなく、
「下見」や「テスト滞在」は、
移住を成功させる1つの要因ではないでしょうか。

自分の方針や本土のやり方を踏襲しようとしていないかexclamation&question
八重山諸島などは、自然があふれる秘境のような場所が、
移住してくる人達の住居の建築ラッシュで環境的に問題になったり、
その土地が長い歳月を経過して創り上げた文化や伝統、風習を
「良かれと思って」変えようとしてみたり、
利便さを求めた運動を展開、例えば
 『石垣島新空港建設問題では、自然保護の地元の反発に対抗して
   利便性を求める移住者の多くがが建設賛成派となっている』
ような運動をしてみたり、
“内地の風”を送り込もうとしていないかexclamation&question

沖縄に移住するなら沖縄に染まり、
“今の”沖縄を大事にして行く気持ちがないと
やってゆけないと思います。

はっきりした目的を持って、沖縄に来ることを決めたのかどうかexclamation&question
「のんびりしたい」、
「あくせくした生活から脱出して」
等、安易な気持ちで移住するのでは長続きしないでしょう。

毎日海を眺めて暮らすわけにもゆかないでしょうから。

沖縄ではこれを楽しみたい、という“目的”は絶対に必要でしょう。

自動車の運転免許を持っているのかどうかexclamation&question
沖縄のバスは、過疎になるほど本数が少なく、
1日に1便しかない路線もあります。

ちょっとした買い物に行くにも、車がないと不便でどうにもなりません。

仕事はどうするのか考えているのかどうかexclamation&question
沖縄では、高校新卒者の就職率は全国平均で9割なのに対し、
沖縄は最下位の6割しかありません。

要するに、全国一失業率も高い県なのです。

「仕事は沖縄に行ってから探そうか」というのでは、
よほどの実績や資格がないとかなり難しいと言えるでしょう。

営業職は、仕事にもよりますが、
本土の人ではなかなか厳しいはずですよ、
お客さんに相手にされないですから。

また、安易な「起業」は沖縄でもバタバタと失敗しています。

事業計画が石橋を叩いて、
安全率を考慮して作成されているのかどうか、今一度見直して下さい。

農業をやろうとしても、農地はなかなか借りられないですよ。
移住前に、栽培作物の選定をしたり、収穫後の販売方法など計画を作成し、
移住地の農業委員会などに事前に農地借り入れ等の相談をすることが
必要でしょう。
実際には、それでも難しいと私は思います。

万一、夢破れて本土へ帰る場面になったとき、
沖縄の悪口三昧を言わないようにしましょう。

現実とのギャップについてゆけないのは、自分のせいであって、
沖縄のせいではないのですから。
posted by RIUさん at 19:21| Comment(1) | TrackBack(0) | 沖縄といえば“移住ブーム” | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年08月28日

沖縄移住ブームの検証〜その1

・ 青い海
・ 青い空
・ 白い砂浜
・ 食べ物が豊富(?)
・ 物価が安い
・ 冬でも寒さ知らず
・ 花粉症もない
・ のんびり過ごせる
等、こんなに良いこと尽くめの沖縄で、
のんびり暮らしたいと夢見る人が多いのは当然のことかもしれません。

最近3年間で見ると、
大変な“沖縄移住ブーム”を迎えていることが分かります。
2002年度 年間移住者2万5千人
2003年度 年間移住者2万7千人
2004年度 年間移住者2万7千人

このままのペースで行くと、
10年後には延べ約30万人近い移住者が
沖縄人として生活しているように思えますね。

でも、実際には、出て行く人たちも多いのです。
毎年、移住者の90%を超える人たちが島を去ってゆくのも現実なのです。

テレビ番組では“沖縄”が頻繁に取りあげられ、
「沖縄に行くこと」、「沖縄に移住すること」がブームになり、
沖縄観光雑誌だけでなく、沖縄移住本もたくさん売れているようです。

『沖縄病』という「沖縄に行きたくて行きたくてたまらなくなる」
という病気もあるようです。


統計の中で、「地域類型間移動パターン」というのがあります。

要するに、
「現在、大都市圏に住んでいるが、将来は非大都市圏に住みたい」
とか、その逆、あるいは
「大都市圏に住んでいるが、将来も引き続いて大都市圏に住みたい」
とかいうものをデータ化したものです。

割と膨大なデータで、
「過去5年間」と「今後5年間」では、数値に大差がないので
『今後5年間』に的を絞ります。

・ 大都市圏内で今後も生活する   50.9%
・ 非大都市圏内で今後も生活する  38.6%
・ 大都市圏内で生活しているが、将来は非大都市圏内で生活したい
                           6.1%
・ 非大都市圏内で生活しているが、将来は大都市圏内で生活したい
                           4.5%
というように、大まかに捉えると、
大都市で生活している人が、将来ローカル地域で生活する数値は
低いですね。

これで考えられることは、
ごく限られた一部の熱烈な移住希望者が存在していることです。

もう少し、探るために「移動の理由」で考えて見ましょう。
・ 入学・進学
・ 就職
・ 転職
・ 家業継承
・ 定年退職
・ 住宅事情
・ 生活環境
・ 通勤通学
・ 親と同居など
・ 子と同居など
・ 随伴移動
・ 結婚
・ 子育て環境
・ その他
など、移動するきっかけには様々な事由がありますが、
「沖縄」で考えると、自ずと絞られますよね。

就職・転職、結婚などは、ごく少数でしょうし、
随伴移動だって、国家公務員が中心でしょうから、これも少数です。

最大なのは「定年退職」後の、沖縄移住希望の可能性が高そうでしょう。

ここで、定年退職者の移動パターンを見てみます。
・ 大都市圏内で今後も生活する   11.7%
・ 非大都市圏内で今後も生活する  14.6%
・ 大都市圏内で生活しているが、将来は非大都市圏内で生活したい
                           50.4%
・ 非大都市圏内で生活しているが、将来は大都市圏内で生活したい  
                           13.9%
・ 大都市圏内で生活しているが、将来はまだわからない           
                            6.6%
・ 非大都市圏内で生活しているが、将来はまだわからない          
                            2.8%

ここで、
「定年退職者が定年を契機に、“田舎”に移住したい」
という裏付けが出てきました。

さらに、
・ 転職
・ 定年退職
・ 親と同居
という事由に「非大都市圏での生活を希望」志向が強く、
また50歳以上の男性定年世代の調査では、
定年退職を理由とした「非大都市圏での生活を希望」する人が、
過半数に上ります。

1940年代後半ベビーブーム生まれの
団塊世代の定年退職が本格化する中で、
沖縄への移住希望者もまだまだ増加することが予想されるわけです。

せっかく縁あって沖縄に住むなら、できれば永住してほしいと思います。

多くの移住者が永住希望でやってきながら、
ほとんどが3年以内に去って行くのですが、
どこにどういう問題があって、どういう心構えが必要なのか、
何回かに分けて、いろいろと検証してみることにしましょう。


沖縄の人口分布
昨年2004年の沖縄県の人口は135万人を突破しました。
その内、沖縄本島には90%の人口が集中しています。

沖縄の市町村の人口ランキング・BEST10
1位 那覇市  31万人  (沖縄の中心)
2位 沖縄市  13万人  (米軍駐留で生まれたまち)
3位 浦添市  11万人  (那覇市北隣の商業集積地)
4位 宜野湾市  8万8千人(基地が真ん中にあるまち)
5位 具志川市  6万5千人(闘牛のまち)
6位 名護市   5万7千人(本島北部の中心地)
7位 糸満市   5万7千人(漁師のまち、ひめゆりの塔など戦跡のまち)
8位 豊見城市  5万2千人(那覇市南隣の那覇のベッドタウン)
9位 石垣市   4万5千人(八重山諸島の中心地)
10位平良市   3万5千人(宮古島の中心地)

一方、46の有人島の中で人口が100人に満たない島は
以下の「11」に上ります。

人口100人未満の沖縄の離島(2004年度)
・ 慶良間島(けるまじま、座間味村) 84人
・ 下地島(しもじしま、伊良部町)  67人
・ 水納島(みんなじま、本部町)   49人
・ 大神島(おおがみしま、平良市)  49人
・ 奥武島(おうしま、久米島町)   33人
・ 水納島(みんなしま、多良間村)   7人
・ オーハ島(久米島) 7人
・ 新城島・上地(あらぐすくじま・かみち、竹富町) 5人
・ 新城島・下地(あらぐすくじま・しもち、竹富町) 2人
・ 宮城島(みやぎじま、渡嘉敷村)   2人
・ 加屋間島(かやまじま、武富町)   1人

人の少ない小さな島で暮らしたい人には格好の適地かもしれませんが、
離島ほどガス・電話・電気などが完備されていない可能性・大です。

ガスは、プロパンですから、個人で、そのつど運べば
どうにかなりそうです。

また、離島は、インターネットも出来る環境かどうか、不明です。
携帯電話が通じない地域もありますから。

自給自足の島流し状態、“ロビンソン・クルーソー”を夢見る人には
うってつけでしょう。

また、沖縄は、面積が狭いこともあって、予想外に人口密度が高いです。
(人口密度=1平方km当たりの人口)
2003年度の全国平均が約340人でしたが、
沖縄は約597人と、全国9位となっています。
1位 東京都   5694人
2位 大阪府   4668人
3位 神奈川県  3618人
4位 埼玉県   1861人
5位 愛知県   1396人
6位 千葉県   1173人
7位 福岡県   1018人
8位 兵庫県    667人
9位 沖縄県    597人
10位京都府    574人
11位香川県    544人
12位茨城県    491人
13位静岡県    489人
14位奈良県    388人
15位長崎県    365人
 …
44位島根県    112人
45位秋田県    100人
46位岩手県     92人
47位北海道     72人
posted by RIUさん at 12:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄といえば“移住ブーム” | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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