TBSは、ゴールデンタイムに150分枠を確保し、
「亀田伝説 夢の始まり 1章」という、仰々しいタイトルで、
亀打の世界戦を7時半から9時まで
延々とバカ親子を伝説化するためのビデオ映像を垂れ流し、
試合開始が9時でしたから、
それまでダラダラビデオを見せつけられた視聴者を怒らせ、
ジャッジの疑惑裁定の不満を増幅させる原因となりました。
亀打戦は、ゴールデンタイムに進出以降、
・ 3月8日の試合の平均視聴率
24.8%・ 5月5日の試合の平均視聴率
33.3%「世界前哨戦最終章」
と、
うなぎ上りに上がっていました。
スポンサーサイドにも、
強気にCM料をふっかけていましたが、
確実に視聴率が取れるものですから、
CM企業も亀打人気に便乗していたわけです。
フジテレビは、893介入に嫌気がさして
「PRIDE」中継から撤退したことで、
TBSは、独占放映権を持つ「亀打バカ親子」と
「K‐1ダイナマイト

」との格闘技2本立てを柱に、
レコード大賞をズラしてまで、
大晦日に大勝負を賭ける魂胆で、
ソロバンをはじきながら、ほくそ笑んでいたのです。
亀打バカ親子と協栄ジムは、
今回の世界戦をシナリオ通り制して、
その上でタイトルを返上し、
さらなる伝説づくりのために1ランク階級を上げ、
フライ級の世界戦挑戦で、
プロボクシング史上初の年間2階級制覇を目指していたのです。

8月2日(水曜日)の世界戦を前に、
歴史的瞬間を観ようと、
チケットの争奪戦が展開されていました。
リングサイド10万円のファーストクラスシート302席分は、
6月中旬には完売していますが、
日本ボクシング界では、
これほど高額チケットが完売されたことも初めてだったのです。
ネットオークションでも、
10万円席2枚が希望落札価格50万円で出品されるなど、
チケットがプレミアム化して、
偽造チケットまで出回っていました。
異常な盛り上がりを反映して、
興行収入は5億円を突破し、亀打のファイトマネーも
1億円の大盤振る舞いで、
TBSも協栄ジムも亀打バカ親子も、
“ボクシング成り上がり伝説ごっこ”という
劇画が大当たりしたことで、
笑いが止まらなかったことでしょう。
世間の注目が集まり、視聴率も取れることで、
フンタに群がる銀バエのように、
・ ナイキ
・ ローソン
・ サントリー
など優良企業のスポンサーも舞い込み、
「スポンサー契約料は、1社数千万円」
と、
世界王者になる前から、稼ぎはチャンピオン級でした。
亀打が
大阪のグリーンツダジムから
協栄ジムへの高額移籍を巡り、
当時、亀打の後援会長だった山口組大幹部・〇〇A5郎は
激怒して亀打バカ親子と疎遠になったはずなのですが、
大きな利権が伴なう亀打ブームを
指をくわえて見過ごすこともなく、
いつの間にか復縁し、
A5郎の誕生日に合わせて、世界戦を設定したのでした。
日経平均株価が1989年の大納会(12月29日)に
最高値3万8,915円87銭を付けたのをピークに
一気に下落に転じ、
地価も1990年をピークに低下した“バブル崩壊”を、
亀打バブル崩壊に見立てて考える人は多そうですから、
それは文才のある方にお任せして、
私は、もう1つ思い出したことがあります。
以前、フジTVのドラマで、
『ライスカレー』というのがありました。
1986年でしたでしょうか

中井喜一、陣内孝則、時任三郎、
藤谷美和子、
布施博、北島三郎らが出演していましたね。
内容は、千葉県の高校の硬式野球部の仲間が、
卒業後それぞれの道を歩むのですが、
陣内孝則と時任三郎の2人は、全く英語が話せないのに、
「カナダでライスカレー屋をやる」
とブチ上げ、何の準備もせず、
ホントに勢いだけでカナダに行ってしまうんです。
即座に壁に当たりながら、
時任三郎はコックの見習いから始めるのですが、
陣内孝則はすぐに良い仕事、高給な仕事にありつき、
女遊びばかり考えて、
結局は挫折して日本に帰ることになるんです。
陣内孝則が、あるホテルのコック長に
英語で説教されるんですね。
もちろん英語ですから、
本人はチンプンカンプンで意味は分かっていないのですが。
この時、言われた内容は、
「山を登るときに、一直線の近道では登れない。
山が険しければ険しいほど、回り道をしなければならない」確か、そんなことを言っていたのを記憶しています。
亀打が弱っちいタイ人としか対戦して、
連勝街道をばく進するうちに、このセリフを思い出したのです。
誰も、亀打が嫌いなのではなくて、
KOや勝ち負けにこだわらずに、
正々堂々と闘ってほしいだけのことなんですがね。
スポーツ界の親子鷹亀打バカ親子だけでなく、
最近は多くの熱血親子が登場しています。
・ レスリングの浜口京子
・ 柔道の井上康生
・ ゴルフの宮里藍や横峯さくら
・ 卓球の福原愛
などは有名ですよね。
実在はしなくても、
「巨人の星」の星一徹と飛雄馬親子の熱血親子も
忘れがたいです。
父・一徹の常軌を逸するほどの過酷な指導ぶりや、
飛雄馬が命がけで励む猛烈なトレーニングの様子は、
憎らしく異常さを感じるものでした。
“大リーグギブス”も、私は実際に見よう見真似で作って、
伸びたバネが皮膚をはさんで苦しんだことを思い出しました。
そういえば、「燃えよドラゴン」で、
ブルース・リーのヌンチャク振り回しを真似て、
頭にポコンと当たって、
大きなコブタンやアザが出来たこともありましたね。
飛雄馬がプロ野球選手を目指すのは、
単に「夢の実現」だけではなく、
“貧困生活からの脱出”の手段でもありました。
上記のスポーツ界の親子鷹を見比べても、
亀打バカ親子だけが、どうも異質に見えてしまいます。
亀打バカ親子の姿は、スポーツ界の親子鷹より、
むしろ、カリスマ美容整形外科医のセレブ池田ゆう子や、
ゴルフの尾崎将司に近いのかもしれません。
亀打バカ父は、零細解体業を経営し、母は飲食店を経営して、
バカ父が情熱を燃やすボクシングに傾倒してゆくのですが、
零細解体業が3年前に倒産したことで、
離婚してしまうんですよね。
母親は、この後パッタリと表舞台には出なくなりました。
グリーンツダジムから協栄ジムへ
3千万円で移籍したのだって、
バカ父の金銭的な不満が原因でした。
小金が出来たことで、バカ親子はセレブ感覚のバブリーになり、
バカ父は高級アメ車を乗り回し、
バカ親子が着ている
ジーンズやTシャツは、
ユニクロではなく、なんとアルマーニなのです。
ボクシングは、特にハングリーでないと、
厳しい減量やトレーニング、命がけの殴り合いなどは
やってられないスポーツなはずですが…
一種のボクシングタレントになってしまったんですね、亀打は。
自称セレブからは、
マイケルジャクソン風の
カリスマ美容整形外科医が思い出されます。

また、プロゴルフの尾崎将司も、
近ごろは自己破産を申請するなど凋落の一途を
たどっていますが、
絶頂の頃は、チンピラまがいにヨタッて、
タバコを口にくわえて、ゴルフコースを闊歩する、という
「ゴルフが上手ければ何をしても良い」
というムチャクチャなマナーを広めていました。
日本国内では、えばり腐って、ふんぞり返るのですが、
米国のメジャーに出ると、
決まってガックリと首をうなだれて、クラブを引きずり、
トボトボ歩く、惨めな姿が映されていました。

1打目をラフに打ち込むと、ドライバーをキャディに渡さず、
そのまま2打地点まで持って行き、
ドライバーを持ってアドレスをするのです。
そのときに、
ボールの手前のラフをドライバーのソール(底面)で
「トン、トン」と叩き
「ライの改善」という反則をするんですね。
その後、クラブを交換するのです。
そうすると、打ちやすいですからね。
尾崎将司は、そんなセコい反則をしなくたって、
強烈なドライバーショットより、
むしろ小技が天才的に上手なゴルファーでしたから、
紳士であって“範”を示してほしかったです。
1997年の中日クラウンズでも尾崎将司は、
いつものようにこれをやったのですが、
同伴競技者のG・ノーマンが尾崎に
「ライの改善のルール違反になるからやめなさい」
と注意しました。
このトラブルに競技委員があたふたと駆けつけて、
「日本と米国では芝の質が違うから」
と意味不明の国辱的説明で尾崎を不問にしたんですね。
日本トップの尾崎であっても、
厳しくペナルティを宣告するべきところを、
「強きにまかれ、弱きを叩く」
という現代の典型的な日本人競技委員は、
尾崎に立てつくことなど出来なかったわけです。
ルールに厳しいノーマンは、
「ルールは誰に対しても平等で、世界共通でなければいけない」
という言葉を残し、
以後、尾崎将司は欧米で
「イカサマ野郎」
というあだ名が付けられることになりました。
どうも、亀打バカ親子と共通する部分がありそうです。
ワイドショー「スーパーモーニング」に亀打父が生出演した
今日のテレビ朝日の「スーパーモーニング」に、
亀打パッシング旋風が吹き荒れている中、
亀打父が生出演しました。
身勝手な渡辺宜嗣
キャスターが夏休みなので、
臨時で飯村真一アナが司会を行いましたが、
飯村アナは、仕切りや間の取り方が下手で、
話に割り込んで亀打父にゴマすりをしてみたり
「目ざわりで、いない方が良い」
邪魔な存在でした。
鳥越俊太郎も、同罪です。
亀打父を待ち受けていたのは、
・ ガッツ石松
・ やくみつる
という、反亀田派の強力タッグでした。
冒頭から、亀打父は落ち着きがなく興奮していて、
元893組員得意の、目を三角にして、
首の運動のように威嚇をしますが、
ガッツ石松は冷静に、
やくみつるは、何とサングラスに
チンピラ風シャツで身構えていました。
やくが何を考えているのかが不気味でした。
この両陣営の布陣を見ているだけで、
雷雨になるようなオーラが出ていました。
亀打父の主な発言・ 何としても勝ちをとらなあかん
・ 負けたら終わり
・ 日本人がチャンピオンになったのに、
なぜ素直に祝福しない
・ 興毅は頑張った
・ 勝ちはジャッジが決めた
・ ジャッジはWBCが決めたプロだ
・ 接戦だったから2対1に評価が分かれた
・ どうあれチャンピオン
・ 結果にグダグダ言ったら、判定が変わるのか
・ (ヒールの)スタイルは変えない
・ 好き嫌いはあって結構
・ 吉本興業のお笑いじゃない
・ 試合には見に来たい人だけ、見に来ればいいガッツ石松の主な発言・ 亀田親子の批判はしていない、むしろ応援している
・ 亀田父は、出しゃばらずに、もう少し引け
・ 暴言は吐くな
・ 疑惑判定には「再戦」で応えろ
・ プロボクシングはボクシングファンがあって、
初めて成り立つスポーツだから、態度に気をつけろ
・ 自分の採点では7ポイント差で亀田が負けている
・ 今回のジャッジはボクシングの素人だガッツ石松の、常識論・正論には驚いてしまいました。
今までバカかと思っていましたから、正直見直しました。
やくみつるの主な発言出番が来るまで無表情だった彼は、自分の出番が来るなり、
亀打父の近くまでトコトコ歩いて、
プレゼントだと言って、
タコ糸のヒモのようなのをテーブルの上に投げたのです。
「何だ、これは
」という亀打バカ父の問いに、
やくみつるは、なんと
「それで亀でも縛ってろ
」と言ったことで、当然亀打父がキレました。
彼は、
「あんたの息子が、
ランダエタにやったことと、同じ事をした。
赤ちゃんの人形を投げただろ
」「そんなことをされたら、あんただって怒るだろ
」「あんたの息子と同じ格好で今日は来たが、
見てるだけで腹が立つだろ
」という、挑発をしました。
そのために、サングラスをかけていたんですね。
もう、いつ亀打父が、テーブルをひっくり返すか

という緊迫した空気でした。
以降、ガッツに制止されて、その他の発言は、
・ 口の利き方に気をつけろ
・ マナーを勉強しろという程度でしたが、
亀打父からは、
「ケンカしたいんか
」とまで、言われていました。
トークバトルは40分程度でしたが、
なかなか、迫力がありました。
どうやら、亀打父の目指すボクシングは、
「ルールのあるケンカ」であって、スポーツではなさそうです。
〇〇に付ける薬はない亀田バカ親子には、
スポンサー離れやTBSの撤退などの危機が
よく理解できていないようで、
自分たちのスタイルを貫くことで、
まだまだ新たなスポンサーやテレビ局が付き、
観客が殺到するものと勘違いしているようです。
そのために、興毅が
「王座返上し、階級変更」
の示唆をしているのですが、
これは亀打バカ親子と協栄ジムの
最初から予定の行動ですから、
亀田ファンを舐めきって、
世論を見誤っているとしか考えられません。

亀田は「八百長ボクサー」という
レッテルが貼られてしまった以上、
それを拭い去るのは大変なことです。
このままでは、亀田がKOで勝っても
「相手選手を買収しているからだ」と言われるし、
判定で勝っても、
「ジャッジを買収しているから勝てた」と言われるし、
負ければ、
「今までは、全部八百長だったから勝てた」と言われるだけです。
「オレに付いて来い」「この指止まれ」と言って、
「後ろを振り返ったら誰もいない」という、
怖ろしい光景が想像されてしまいます。
次の試合に、
10万円払ってまでリングサイドで試合を見たい人が
いるのでしょうか