2005年10月12日

沖縄移住ブームの検証〜その6

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沖縄移住ブームの検証〜その1
沖縄移住ブームの検証〜その2
沖縄移住ブームの検証〜その3
沖縄移住ブームの検証〜その4
沖縄移住ブームの検証〜その5

沖縄での「起業」
2003年(平成15年)2月1日に、
中小企業挑戦支援法が施行され、
今年4月13日には、これまで中小企業支援3法として存在した、
・ 中小企業経営革新支援法
・ 中小企業創造活動促進法
・ 新事業創出促進法
が統合され「中小企業新事業活動促進法」に1本化されました。

支援内容は、
@ 創業支援
A 経営革新支援
B 異業種連携による新事業活動支援
の3つの柱に分けられています。


沖縄は1972年にアメリカから日本に返還されましたが、
現在までの33年間に実に7兆5千億円の国費を投入しながら、
中央の国会議員と癒着した本土の大手土建会社に
“インフラ”を象徴する立派な建物や道路ばかりを整備させたために、
肝心の地場産業育成が起動に乗らず現在に至っています。

そのあたりが「ザル経済」と言われる由縁ですね。

沖縄が復帰後33歳とするなら、
現在の沖縄の生産性は3割で、
7割を国の生活保護で生活が何とか成り立っている、という
「33歳にして生活保護下にある」のが現状なのです。

以上をふまえて、沖縄は、
現在おそらく全国一「起業」に寛大なのかもしれません。

全国的に、冒頭の「中小企業新事業活動促進法」で、
“1円起業”も増殖し、各都道府県には、
行政を核とした中小企業支援センターや産業支援センターがあり、
「起業」をサポートして起業支援が受けやすくなっていますが、
沖縄ではさらに起業に対しての支援策が豊富です。

そういう意味ではチャンスと言えそうです。

沖縄県庁商工労働部の出先機関として、
沖縄県産業振興公社公社がありますが、
ここでは、公的機関としては親切に
「起業のお手伝い」
をしてもらえます。

地元だけでなく、本土の人にも寛大です。

ここでの問題点は、
・ ビジネスプランの真贋(しんがん)を見極められる人がいない
・ 単なる「起業お手伝いセンター」としてしか使えない
・ 起業準備室が使えるメリットもありますが、
  要するに「短期で成果を出して欲しい」という、
  管理側の実効数字を気にしていること
・ 起業のお手伝いをしたら「では、頑張って!」と放り出してしまう
ことです。

沖縄に移住する人が年間2万5千人もいながら、
2万3千人も去ってゆくのは、
憧れだけでやってきた人が原因ではなく、
沖縄の受け入れ先にも大いに問題はあります。

「イチャリバチョーデー(=一度出会った人は兄弟同然)」
という言葉がありながら、
実際には極度に排他的だったりします。

ここでは、受け入れ先の問題点より、
「移住する側」から考えることにしましょう。


先週の10月8日(土曜)沖縄県那覇市で、
起業を目指す女性へビジネスノウハウを伝える女性起業家セミナー
  (週刊レキオ社、サンケイリビング新聞社、
    産経新聞社主催、大和証券グループ共催)
が開かれ、会場には女性116人が参加する大盛況でした。

女性のベンチャー企業経営者や投資会社担当者らの話に
耳を傾けたそうです。

同セミナーは、フジサンケイ女性起業家支援プロジェクト
「Woman,sビジネスチャレンジコンテスト2005」
の関連事業として初めて沖縄で開かれたものです。

・先輩女性起業家の体験談
・投資会社の立場からの可能性の話
・新規株式公開のノウハウ
・企業立ち上げの実務の解説
が主なメニューだったようです。

「ビジネスチャレンジコンテスト2005」は
女性起業家の事業プランに対し最優秀賞300万円や、
沖縄地区応募者限定の地域賞30万円などを贈り
起業を支援するそうです。

この種のビジネスセミナーやビジネススクールは沖縄だけでなく、
全国的に行われていますが、
私はこういったところに出向く人は成功しないと思っています。

「新規株式公開のノウハウ」
なんて、10年早いどころか、
ベンチャーで起業して5年以内に上場する企業家は
1万人に1人いるかどうかですから、
変にくすぐったり、あおる様な話を得意満面でする人には
腹立たしささえ覚えます。

そんな話は、
ある程度成功している企業が集まっているロータリー倶楽部や
商工会議所役員会社、経営者協会会員会社、銀行の懇話会などで
話をするべきだと思います。

「起業」は、満を持してチャンスを待ち、
その上で“センス”と“タイミング”が加わって、
初めて成功するもので、
人に教わるものではなく、
むしろ人と違う発想を持たないと成功しない
と考えています。

「さぁさぁ、いらっしゃい!起業したい方はこちらにどうぞexclamation
「起業したい方は、こちらにお並び下さいexclamation
こんな行列に並んで起業したら、
100%近い確率で失敗するのは間違いありません。

今、K−1をTVで中継しているので気になっていますが、
起業する人は、初めてグローブを手にし、
それなりの練習をしてリングに上がった“新人”と同じです。

相手は百戦錬磨のベテランです。

「お手柔らかに」
というのが通用するでしょうかexclamation&question

運よく勝てれば良いですが、
ふつうは一方的に攻められてKO負けでしょう。

新人としてリングに上がり、ベテランに勝つには、
それなりの準備や練習、戦略が必要になります。

相手の弱点も探さないといけませんよね。

産業振興公社では、そんなことは一言も言いませんよ。

彼らは公務員で、そもそも会社経営をした経験がないのですから。

そういう人に、「起業とは?」なんて話を聞いて、
何かためになることがあるでしょうかexclamation&question

「起業」して参入しようとする業界は、
コップで言えば、水が一杯に入っている状態です。

あなたが仮に「起業」して参入すると、
コップが大きくならない限り、誰かが出てゆかなければいけません。

出てゆく「誰か」は、あなたではいけないはずです。

そのためには、他との優位性、差別化が
きちんと出来ているかどうかを
起業する前に入念に調べなければいけません。

業界や市場規模などのマーケットリサーチだって、
出来る限りしないといけません。

柔道で考えても、
得意技がないのとあるのとでは、
勝敗に大きな影響が出るはずです。

得意技のレパートリーが増えるにつれて、
勝つチャンスも比例するはずでしょう。

私は「起業するな」というのではなく、
「起業するには、充分な準備と戦略が必要だ」ということなのです。

今日はK‐1のことも気になるし、島酒も1杯飲んでしまったし、
仕事もまだ残っているので、
ひらめさんがご希望なら
・ 沖縄県人会の利用
・ タダの広告を積極的に活用
を、この次にご紹介しようと思います。
posted by RIUさん at 23:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 沖縄といえば“移住ブーム” | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ためになる情報ありがとうございます。
成功するためのセミナーって良くありますが、失敗した方々の原因を聞けるセミナーの方がよっぽど価値があると思います。
・ 沖縄県人会の利用
・ タダの広告を積極的に活用
ぜひ紹介していただきたいと思います。
特にタダの広告に関しては、詳しく教えて頂きたいです。
フリーペーパー(石垣島タウンガイドなど)の広告料の相場が特に今気になっています。
いつも為になる情報ありがとうございます。
Posted by ひらめ at 2005年10月16日 20:04
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