「沖縄移住ブームの検証」を中断したことを忘れていました。
沖縄移住ブームの検証〜その1
沖縄移住ブームの検証〜その2
沖縄移住ブームの検証〜その3
沖縄移住ブームの検証〜その4
住むなら那覇などの市街が無難
ローカル地域は、全国どこでもそうだと思いますが、
特に沖縄は血縁、地縁が強い地域です。
毎日の付き合いはもちろん、集落の寄り合いや行事、
共同作業など地域密着型の濃厚な人間関係を
面倒がらずに出来るかどうかが、
長期沖縄暮らしの成否のカギを握る大きなポイントになるでしょう。
沖縄人は、
「温かくて開放的で、誰でも受け入れる」
というイメージが強いですが、実際にはかなり閉鎖的です。
初対面の相手に対しては、最初にまず注目するのは
「ウチナー」か
「ナイチャー」か
の判断です。
顔や話し方、苗字などから地元民でないと判断されると
「ナイチャーですか?」
と聞かれます。
北海道から九州までの本土の人間を全て「ナイチャー」と呼び、
差別することにも沖縄人の視野の狭さが表れているのかもしれません。
それを「島国根性」と揶揄(やゆ)されるかもしれません。
「地元民と移住者との間に存在する大きな断絶の原因を
作っているのは地元側」、という考え方もあるでしょうが、
8月30日検証3での記述のように、
純朴な沖縄人は本土の人間から今まで再三にわたり騙され、
利用され続けて来ている歴史があるので、
どうしても一線を引いて、警戒してしまうんですよね。
現在、川崎市に約1万人、横浜市鶴見区に約3万人、
大阪市大正区に約2万人など沖縄出身者が多く生活をしている地域があり、
最近の沖縄ブームで「リトル沖縄」などと言われていますが、
もともと1910年代〜1950年代にかけて、
本土の工業化で、出稼ぎや移住した沖縄人が、
標準語を話せないことで、随分差別をされたことで、
“守る”意味合いでまとまって住むようになったことが始まりなんです。
東北地方の「ズーズー弁」も差別の対象になり、
山形県の人たちや秋田県など東北なまりの強い人たちも、
東京近郊で出身地域ごとに、まとまって住むようになっていました。
こういう歴史があるので、
どうしても特に中高年者の中には、
本土の人を心の中でよく思わない人が存在するのも事実なんです。
それとは別に、
沖縄の人のもともとの純朴さ、優しさ、情の深さに触れると、
それは本土の都会では忘れ去られたものが、ここにあるような気になり、
とても安らぐはずです。
海風が運ぶミネラル豊富な空気を吸い込めば、
たちまち健康になることでしょう。
今どき、公園や道路で無邪気に走り回る子供たちを見れるのも、
沖縄くらいかもしれません。
沖縄に暮らすとなれば、
沖縄独自の伝統、文化、風習、常識に馴染めない場合も多々あるでしょう。
どこの地域にもありがちなのですが、
特に沖縄は地域コミュニティーの結束が強く、
外部のものには排他的なところがあります。
この傾向はローカル地域に行けば、行くほど強くなります。
転勤で短期間しか沖縄にいない人や、
沖縄に移住したけど、すぐに嫌になって本土に戻ってしまう人も多く、
「この人はいつまで沖縄に居るのだろう?」
という目で見られていることが多いのも事実です。
「沖縄に来てどれぐらい?」
「転勤で来たの?」
「奥さんは沖縄の人?」
「いつまで沖縄にいるの?」
等もよく聞かれる言い回しです。
これらの質問は、
「一時的に沖縄に来ているかどうか」
を確かめる質問です。
この手の質問には
「沖縄が好きで移住して来た。ずっとここに住むつもり、沖縄は最高さ〜」
と会うたびに答えると、
沖縄の人たちとの心の距離はずっと縮まるでしょう。
不動産賃貸について
那覇市内のマンションの賃貸料は、
2LDKクラスで5〜7万円、駐車場代、管理費なども併せると
6〜8万円前後でしょう。
本島北部では、戸建て3万円という格安物件もありますが…。
沖縄というと、青い海の見える物件を探したくなりますが、
建物が潮によるサビで汚かったり、交通的に不便であったりしますので、
あまりお奨めできません。
ローカルな地域で、高台の戸建てで海が見える、というと
毎年の台風のたびに大変な恐怖を味わい、寿命を縮めることになりますよ。
本土に襲来する台風より、沖縄に来るときの方が強烈ですから。
また、ローカルな地域であればあるほど、
毎日の買い物や銀行、郵便局、病院などに
不便になることを覚悟しないとダメです。
市町村の受入れ促進制度
過疎の村では、移住を奨励している地域があります。
年度によっても違いがありますが、正確な情報は
沖縄県庁より、沖縄県内の市町村役場の総務課に
直接PS‐Mailや電話などで問い合わせると良いでしょう。
2年前には、「定住促進制度」が、
・ 本島北部・大宜味村(シークヮーサーの名産地)
・ 宮古郡・多良間村
(宮古島と石垣島とのほぼ中間の人口約1400人の離島)
・ 宮古郡・上野村
(宮古島の南側に位置し、ドイツ村のあるところ)
でありました。
宮古郡・伊良部町(、宮古島の隣の島)では、
促進制度は昨年休止したようです。
沖縄で農業をやってみたい人
沖縄は亜熱帯気候で、基本的に夏場は休耕にして、
10月〜5月の本土の裏作時期が農業の時期になります。
農地や作物選定などは「沖縄県新規就農相談センター」に、
直接PS‐Mailや電話などで問い合わせると良いでしょう。
お上意識が強いので、早い回答や親身な対応は、
あまり期待しない方がよいかも。
県内市町村の「農業委員会」に電話などで相談してみても良いでしょう。
こちらも、親身な対応は期待薄だと思いますが。
全国的に捉えれば、
沖縄は新規就農がやりやすい環境に置かれているかもしれませんが、
本当の話は門戸は狭そうです。
沖縄に定住後、
現地に親しい人ができれば、
この人のコネで土地を借りる方が、早く良い場所が確保できるはずです。
一般論ですが、
いくら休耕地であっても、農家は先祖代々の大事な農地で、
しかも条件の良い場所は、全国的に絶対に貸さないはずです。
条件の悪い土地(水が出ない、形が悪い、遠い、傾斜地など)を
貸してもらえる可能性はあるはずです。
最初は、そういう土地でもやって行く心構えができるかどうかです。
また、栽培・収穫した作物をどうしようとしているのかも
考慮しないとダメです。
農地を借り小作になってJAの組合員になっても、
土壌改良と栽培で肥料を買わされ、
雑草除けだと言って除草剤を買わされ、
収穫できてもA品しか引き取られないし、
市場相場での買取価格で、
しかもJAからの支払い精算はだいぶ後ですから、
このパターンでは先行投資ばかりで、資金繰り難に陥るし、
まず収益性はないと言えます。
JAとは関係なく、独自に販売先を見つけるような
考え方をしないと難しいかもしれません。
安易に
「農業でもやってみるか」
という考えでは、失敗する可能性は大だと言えそうです。
沖縄で起業してみたい
沖縄県庁・商工労働部の出先機関である沖縄県産業振興公社で、
起業相談を受けています。
まず、ビジネスプランを作成した上で、相談してみて下さい。
ここは、対応は柔らかいのですが、レベルは低いです。
沖縄では、プランの真贋を見抜く眼力を持つ人には
まずお目にかからないのですが、
この産業振興公社公社もほとんど期待できません。
起業しての成否より、起業手続きに関しての相談に近くなると思います。
まとめ
「沖縄でこういうことをしてみたい」
という夢を持って、ぜひ沖縄の良さを堪能してほしいと思いますが、
「本土のやり方で沖縄を変えてやろう」
とする考え方は、相手にされない可能性が高いです。
むしろ、
「こういうことをお手伝いしたい」
という謙虚な気持ちでいる人の方が受け入れられると思います。
このあたりをヒントにして下さい。
そして、いきなり移住するのではなく、
ウィークリーマンションやマンスリーマンションを借りて、
家探しをしたり、沖縄で暮らせるかどうかの
見極めをしたりするべきでしょう。
まずは、リハーサルから始めるテスト定住をお奨めします。
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商売で関係を築くにも時間がかかるのでしょうか?
仕入先とどういう関係を持っていったら良いのでしょうか?
ぜひ教えていただければと思います。