2006年09月11日

福岡の幼児3人が死亡した飲酒事故のその後

8月25日(金曜日)の事故当日の様子が、
少しずつ分かってきました。

明らかになってきたのは、
今林 大(ふとし)容疑者(22歳)の、
とんでもないプライベートの素顔でした。

 今林 大.bmp

8月27日に当ブログでも記述しましたが、
その後に明らかになった状況から、
時系列に再度見直してみましょう。

8月25日(金曜日)午後5時
福岡市西区にある福岡市西部動物管理センターで
野犬の引き取りやペット飼育の啓発などを担当している
今林 大(ふとし)容疑者(22歳)は、
午後5時に退庁し、
帰宅後まだ明るいうちから一人で飲酒します。

25日当日7時過ぎ
半年くらい前から常連になっている焼鳥屋で、
東区のタイル職人の友人男性(20歳)と
32歳の先輩ら2名と待ち合わせをしていて、
ここで生ビールのジョッキ3杯、
焼酎5合瓶(900ml)を飲み干し、
新たに焼酎5号瓶を注文し3分の1を飲んでいます。

この店での今林容疑者グループの評判は最悪で、
“ヤンキー”と認定されていました。

今林容疑者は酒が入るとふんぞり返って、
大騒ぎするようなタチの悪い飲み方をしていて、
他の常連客も、出来る限り目を合わせずに、
関わり遭わないようにするような
浮いた飲み方をしていたようです。

以前には、店内で飲んでいた今林容疑者が、
店の前を通りかかった高校生カップルに、
突如因縁を付けて暴行し、店主に止められています。

今林容疑者は中学時代から
“ワル”のリーダー的な存在だったようで、
今林容疑者を知る人たちからしたら
「よく公務員になれたながく〜(落胆した顔)
と思われていたようです。

今林容疑者の両親も、
不良息子が公務員になったことで、安堵していたようです。

午後9時半頃ようやく会計し、
今林容疑者は一旦タクシーで帰宅します。

25日当日午後10時前
このままテレビを観て寝てしまえば良かったのに、
酩酊状態で自家用車を自ら運転し、
この日2軒目の、行きつけのスナックに繰り出します。

ここも、知人
(コイツも容疑者と同じ今林という姓、今林 健容疑者)
と待ち合わせをしていたのでした。

このスナックでも、
焼酎やブランデーの水割りをしたたか飲み、
動物管理センターの同僚らに
「すごく酔ってる」
などとメール送信しているくらいですから、
もうベロベロ状態ですが、
ここで亀田大毅のようにカラオケ大好きな今林大容疑者は
10曲くらいもお歌を絶唱していたようです。

事故後、福岡県警は、このスナックを
「道交法違反(酒酔い運転ほう助)容疑」
で検挙しようとしますが、
・ 今林大容疑者が普段店からタクシーを呼ぶこともあった事実
・ 今林大容疑者が当日車で来店したのを見ていない

ことから、
店が飲酒運転を知りながら酒を提供したのではないと判断し、
立件を見送ったのでした。

25日当日午後10時半ごろ
スナックを会計し、
今林大容疑者は「ナンパ目的」のため
福岡市中心への移動を提案し、意気投合します。

今林大容疑者は、
「酒を飲んでも前後不覚になったことはない」
と豪語するほど、飲酒運転には自信があるようで、
「酒を飲んだら、シューマッハさ〜」
と、
「検問に引っ掛からなければ決定
という無謀さでした。

今林大容疑者は、
スナックで飲んだ今林健容疑者と
タイル職人の男(20歳)の2人を乗せて、
いつものように飲酒運転し、
途中、今林健容疑者を降ろします。

 海の中道大橋.jpg
8月25日当日午後10時50分ごろ
追突された大上哲央(あきお)さん(33才)の
運転するRV車は、
制限速度50kmの車道を、
「流れに乗って雁の巣から人工島に向かって走行していた」
ことから、
時速60km前後で走行していたと考えられますから、
今林大容疑者の乗用車が、「海の中道大橋」の中央付近で
前方不注意のまま、
前方のRV車右後部にノーブレーキで激突して、
空中を飛ぶほどの勢いでRV車をはじいたことを考えると、
今林容疑者の乗用車は、
「時速80kmくらい」どころではなく、
 時速120km以上の猛スピードを出していた」

可能性が出てきました。

追突されたRV車には、
福岡市博多区千代1丁目の
会社員大上哲央(あきお)さん夫婦と子供3人の
家族5人が乗っていました。

追突のはずみで道路左脇の歩道を乗り越え、
ガードパイプを突き破って約14m下の博多湾に転落、
夜の暗い海中に沈み、
同乗していた大上さんの長男紘彬(ひろあき)ちゃん(4歳)、
次男倫彬(ともあき)ちゃん(3歳)、
長女紗彬(さあや)ちゃん(1歳)の3人を水死させ、
大上さんと妻かおりさん(29歳)に軽傷を負わせました。

今林容疑者の逮捕後の供述は、
保身によるデタラメが多いのですが、
「助手席の同乗者と話をしていて前方の車に気付かなかった」
というのは、
猛スピードでブレーキを踏まずに激突しているのですから、
「居眠り運転」でないのでしたら、
前方を見ていなかったことになるのでしょう。

8月25日事故直後
激しい衝突で、前方のRV車は吹っ飛び、
今林大容疑者の乗用車も、前部が大破します。

事の重大さを認識した今林大容疑者は、
追突したRV車に搭乗した人の救護や警察への連絡より、
逃亡を図りました。

警察や消防署への連絡は、事故の目撃者が行なっています。

たまたま、今林大容疑者の乗用車が大破していたことで、
事故現場から約300m先で、
車が走行不能になって止まりました。

走行不能にならなければ、
もっと遠くまで逃げていたことでしょう。

今林大容疑者は、逮捕後に、
スナックから事故現場までの道順について
「覚えていない」
と供述しています。

自分に都合の悪いことは、デタラメを言い放つクセがあるようで、
今林大容疑者の供述は二転三転しています。

今林大容疑者は走行不能の車から降りて外に出て、
携帯電話で中学時代の同級生である
親友の大学生・中山勝志(まさし)容疑者(22歳)など
複数の友人に
「飲酒運転で追突事故を起こしたので、
 身代わりに出頭してもらえないかexclamation&question

という身勝手な依頼をし、
当然のことながら全員に断られてしまいます。

そのため中山容疑者には、
飲酒運転の隠ぺい工作の助言を求め、
大量の水を飲むことで血中アルコール濃度を薄めることにして、
中山容疑者に事故現場に水を持って来させました。

中山容疑者は2リットルのペットボトル2本を持ってきたようで、
今林大容疑者は、このうちの1本を半分、
約1リットルを一気飲みします。
実際には、もっと水を飲んでいたはずです。

中山容疑者の身勝手な隠ぺい工作の最中に、
暗い海に転落した大山さん夫婦が
後部座席の子供たちの救助に懸命になっていました。

母かおりさんは、気丈に子供3人を助けるため
4回も暗い海に潜っていたのです。

8月25日午後11時半ごろ
激突事故から40分も経ってから、
今林大容疑者は、水の入ったペットボトル1本を持ちながら、
ノコノコと事故現場に現われ、
追突車両を運転していたことを警察官に申告します。

警察官の見ている前で、ペットボトルの水を飲み出し、
警察官に制止されますが、
これも、ここで初めて水を飲んだことに思わせようという
予定の行動だったのでしょう。

事故から40分も経って、大量の水もガブ飲みした上で、
ようやく飲酒検知が行われ、
今林大容疑者の呼気から
0.25ml以上のアルコールを検出したことで、
酒気帯びで現行犯逮捕されました。

今林容疑者は飲酒運転の発覚を恐れて逃走しましたが、
車が走行不能になり、これ以上逃げられないと観念し、
友人を頼って、身代わり出頭も誰も引き受けないので、
水を大量に飲んだ上で現場に戻ったのでした。

今林大容疑者は、
自分に都合の良い逃げ道だけしか考えられないようで
「自分1人で車を運転し、同乗者はいない」
と、ここでもデタラメを言っています。


8月26日午前1時50分ごろ
すでに、大山さん夫婦の次男倫彬(ともあき)ちゃん(3歳)、
長女紗彬(さあや)ちゃん(1歳)は、
レスキュー隊によって病院に搬送され
死亡が確認されていましたが、
午前1時50分ごろになって、
福岡県警東署は車に閉じ込められていた
長男紘彬(ひろあき)ちゃん(4歳)を発見し、
その死亡を確認しました。

8月26日早朝
今林大容疑者は、
業務上過失致死傷と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕されます。

ここでも、
「軽い接触事故だと思った」
と供述しているのです。

8月26日昼ごろ
福岡市長は、2016年夏季五輪招致の推進番組に出演したので、
事故の謝罪会見には副市長が出席しました。

8月27・28日
亡くなった幼児3人の通夜・告別式が斎場で営まれ、
友達や両親の知人ら数百人が参列し冥福を祈りました。
告別式には市長も参列しています。

9月5日(火曜日)
「容疑者に多量の水を飲ます」
証拠隠滅の疑いで中山勝志(まさし)容疑者(22歳)を逮捕し、
飲酒運転を知りながら止めなかった
道交法違反(酒気帯び運転ほう助)で
今林健容疑者(32歳)を逮捕しました。

9月11日(水曜日)
今林大容疑者の車に同乗していた
東区のタイル職人の友人男性(20歳)について、
「飲酒運転を促して同乗したわけではない」
ことから、
道交法違反(酒酔い運転ほう助)容疑での立件を見送りました。


今林大容疑者は、焼き鳥店の前にも
自宅で1人で飲酒していたことを認めていることで、
県警は詳しい飲酒量を調べ、
危険運転致死傷容疑適用の可否を
慎重に判断する方針のようですが、
公判で、今林大容疑者が
「自宅で飲酒していなかった」
などデタラメを言い出しかねないですし、
「故意」の立証も難しそうですから、
危険運転致死傷罪の適用はどうでしょうかexclamation&question


危険運転致死傷罪が懲役20年以下という厳罰なのに対して、
・ ひき逃げ    最高懲役5年
・ 業務上過失致死 最高懲役5年
複合刑で、「5年+(5年÷2)=7年半」
なので、「逃げ得」なことから、
今後、ますます飲酒によるひき逃げが多くなることでしょう。

酒気帯びで逮捕されると、
アメリカでは、
「イグニション インターロックシステム」
という、運転座席に呼気感知システムがあり、
これに息を吹きかけてアルコール分が検出されなかったら、
エンジンがかかる、という機械の設置義務があったり、
カナダでは、0.1ml以上は刑事罰対象、
被害者死亡で終身刑だったり、
イギリスでは、上限無しの高額罰金刑だったり、
わりと厳罰主義のようですから、
日本でも
「酒気帯びは実刑」
「ひき逃げは無期懲役刑」
などにすれば、
飲酒運転も激減すると思うのですが…

posted by RIUさん at 21:13| 沖縄 ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | 沖縄といえば飲酒運転 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も、そのうちタチの悪い事件を起こす運命なのかもしれませんね。
Posted by RIU at 2006年09月26日 11:21
私もあなたに同感です。
ひき逃げは無期懲役くらいが妥当だと思います。

そして今回の事件では飲酒運転が一番の問題ですね。

飲酒運転をした場合は50万円以上の罰金が妥当だと考えます。

もう二度とこのような事件は起きてほしくないですね。
Posted by 健太 at 2009年06月28日 21:26
まっとうな手順で公務員になったのかも怪しいですね。所謂現業職みたいですから、同和対策などでの優先的な採用やコネ採用だったのではないでしょうか
Posted by 松永弾正 at 2015年07月08日 02:00
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